キュービクルの寿命

キュービクル(高圧受電設備)は20~30年経過すると、寿命を迎える部品も多くあります。一部部品の故障でも、キュービクル自体が使用できなくなることもあります。この頃までにはキュービクルそのものの交換を行うことが最適といえるでしょう。
また、キュービクルは年々改善・改良され、古いキュービクルで使われていた部品は生産されなくなっています。設置から30年ほど経つ頃には多くの部品が生産中止になってしまうため、古いキュービクルは修理などに対応できないという問題が発生してしまう恐れもあります。

絶縁油の交換

VCB、UGS、PAS、高圧ケーブルなど他の関連部品と同様に絶縁油も交換が必要です。茶褐色になってきたら交換のタイミング。変色していてもそのまま使い続けていると絶縁性が低下し、機器トラブルの原因となります。エムズユニオン株式会社は、キュービクル式高圧受電設備(キュービクル)に使用される絶縁油の交換にも対応しています。

絶縁油とは、機器の絶縁と冷却を行う油。キュービクル内部で、異常加熱や絶縁劣化が発生した際に、分解ガスや絶縁物の劣化生成物を発生させ絶縁や冷却を行います。油入コンデンサなどにも使われています。

PASの交換

架空電線で電線を引き込むタイプに設置され、負荷電流など通常発生する電流を遮断する装置です。負荷電流を遮断するのみの比較的単純な構造のため、保守点検が容易です。事故などで短絡電流が流れる場合は、PAS内部の過電流検出素子が活動し、PASに電流が流れるのをロック(SOG動作)します。SOG動作は波及事故を防ぐ役割もあります。

UGSの交換

地中線の引き込むタイプのキュービクルに設置される装置です。PASと同様の働きを行います。PAS同様にSOG動作を行い、波及事故を防ぎます。

CVTの交換

高圧ケーブル(CVT)は「架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル」の略称。送電・配電・配線を行います。キュービクル以外にも、電灯分電盤の幹線、電気機器への電源供給用配線など幅広く使われているケーブルです。

新設・移転先の新規配線工事

新規事務所開設に伴う電気配線工事、事務所のご移転に伴う工事、レイアウト変更に伴う電気工事、照明機器取り付けに伴う電気配線工事、電気配線系統に関する点検・見直し等各種ご相談承ります。

引込設備工事

電力会社からの電力供給を受け、引込点から低圧ケーブルを敷設し、引込開閉器盤までの電力の引込を行う工事です。
電力会社との協議・申請手続きから施工まで全て対応いたします。

1. 架空引込工事

電力会社から電柱・引込金物を介して電力の引込みを行います。100/200Vの電灯設備と200Vの動力設備の2種類があります。

2. 引込開閉器盤設置工事

一般的には49KVA(注)以下の電力を受ける設備として、引込開閉器盤の設置工事を行います。引込開閉器盤の盤内に主開閉器があり、そこまで低圧の電力を引込むための設備です。

幹線設備工事

電灯分電盤や動力盤を設置し、受変電設備や引込開閉器盤などから容量に適応した配線を行なう工事です。

動力設備工事

動力盤から動力負荷までの容量に適応した配線を行なう工事です。

電灯・コンセント設備工事

照明器具やスイッチ・コンセントなどを設置し、電灯分電盤から容量に適応した配線を行なう工事です。

機器取付・配線工事

各種機具の取付および配線を行います。電灯として照明器具や非常用照明、舞台照明など、またコンセントの設置などを行います。

高圧から低圧への工事

以前に比べ工場内の機械の可動率が低下し、デマンドが低く(49KWを下回った)なった方の低圧への工事です。

空調工事

工場・事務所・店舗などの空調設備の工事を承ります。

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